最近、社会の先端を走ってる人たちから聞こえてくるフレーズ
「これからはお金ではなく、信用を貯める時代」
について、一般ピーポーの私が自分なりに腹落ちしたことを書きます。
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【そもそもお金の定義って何?】
そもそも「お金」ってなんだ?ということですが、ここでは以下の4つを満たしているものを「お金」と定義します。
- 保存することができる(腐らない)
- 交換することができる
- ものの価値を測るものさしになる
- 数に限りがある
昔話でよく例えられるのが、大昔は魚を捕まえて、その魚と木の実を交換しに行ったが、木の実を持ってる人は魚ではなく肉が欲しくて交換できない、といった状況がありました。(そんな絵に描いたようなことが本当に起きていたかどうかはわかりませんが。。)
そんな社会に貝や石、金(キン)を使った「お金」が誕生しました。
お金は、先ほど述べた4つ特徴を備えているので、ものの流通が爆発的に良くなりました。
そこから更に進化し、信用手形や小切手が発行され、後払いのクレジットカードが誕生しました。
※参考に、クレジットとは”信用”という意味です。
このように、初めはお金は形のあるものでしたが、価値のある金(キン)等から、ただの紙切れやプラスチックのカードへと、どんどんそのものの価値がないもの=信用に姿を変えていきました。
但し、信用と言っても、まだまだ形のあるお金に近い使われ方をしていました。
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そして2010年代後半、クラウドファンディングというものが誕生しゲームチェンジが起きました。
これまでは、人からの信用をお金に変える手段がなかったのですが、クラウドファンディングの登場でそれができるようになりました。
具体的にどういうことかと言うと、信用のある人=自分のファンが多い人となり、人から応援されている人がまわりの人たちに支援してもらって勝ち組になっていく時代が到来したのです。
自分のことを信用してくれる人、つまり自分のファンがいないと誰も応援してくれません。
そんな状態でクラウドファンディングしても、誰からの支援も得られません。
逆に多くの人から慕われている人が、自分のお店を開きたいから開店費用をクラウドファンディングで募ると、多くのお金が集まります。
信用がお金にかわる瞬間です。
※クラウドファンディングとは、自分のやりたいことをするために誰かからお金をもらうシステムではありません。基本的には、お金で支援してもらうことと引き換えに、新しいお店で使えるチケット(前売券)等のリターンをお渡しします。
ですので、これからの時代は貯金することに集中するのではなく、まわりの人をサポートして信用を稼ぐことの方が大切になってきます。
・・・
・・・と、たしかにそうですね。
そこで、ふと自分を振り返ってみました。
普通のサラリーマン生活をしているパンピーの私に、ファンはいったいどれくらいいるのかと。。
思いつくのは、家族、親、親戚、中学時代からの仲良しチームメンバー、、、数えるくらいしかいないよ!(笑) しかも実際聞いたらファンと言ってくれるかわからない(笑)
会社メンバーにも仲の良いメンバーはいますが、私のファンかというと違うと思います。
そんな私が、もしクラウドファンディングで何かを始めようとしても、ほとんど何も集まらず、何も始まらないということです(笑)
せいぜい、「今月カツカツで余裕がないから焼肉奢って!」とせがんでなんとかギリギリ奢ってもらえる程度の人間です(笑)
信用を得られる人間になるようにどうすれば良いか、真剣に考える必要がありますが、まずは目の前にいる人を大切にして、会社の人間関係だけに留まらずコミュニティ等を通じて輪を広げていこうと思います。
これからの社会では”信用”が要(カナメ)になりそうです。