こんにちは!Rioです^^
夏のミシガン州では、キャンプが大変人気で、多くのキャンプ場が予約でいっぱいになります。
私たちもよくキャンプ場を予約してキャンプを楽しんでいますが、今回、アメリカの知り合いの方が小川付きの山の土地を購入されたということで、天然キャンプという貴重な経験をさせて頂いたので紹介します!
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1. アメリカにおける通常のキャンプ場とは
アメリカでは通常、各州の管理のもと、湖や川の近くにキャンプ場が設置され、指定の場所をオンラインで予約してキャンプをします。
場所にもよりますが、基本的にはキャンピングカーを持ち込んで連泊されている方が多いです。
特に何をするのでもなく、自然のある場所でのんびりと過ごすことがアメリカ人の考える贅沢のようです。その辺、ガツガツしてるアジア人とは感覚が大きく違う部分ですね。
日本では、キャンプ=テントが当たり前なので、私たち家族はテントを持ち込んでキャンプをするのですが、巨大なキャンプカーに挟まれて不思議な雰囲気です(笑)
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2. 今回招待して頂いた天然キャンプ場

招待して頂いた場所は、すぐ近くに州管理のキャンプ場があるくらい自然豊かで綺麗な場所です。
日本で例えると、軽井沢のような雰囲気が近いと思います。(アメリカには軽井沢のような緑がいっぱいの綺麗な場所がたくさんあります)

今回お邪魔させてもらった土地の大きさは、東京ドームと同じだそうです。
土地の多くが森になっていて、一部木のないエリアをならして平地を作られていました。
その平地から3階分くらい山を下った場所に、綺麗な小川が流れています。
小川に行くまでの山道も、整備されたトレイルではないのでなかなか険しい道ですが、自然が好きな私たち家族にとってはリアルな自然を経験する良い機会でした。

小川の水は、そのまま口にして飲んでも冷たくておいしい澄んだ水でした。(アメリカでは、川より小さい小川をクリークと呼んでいます。)

更に、秋なるとキングサーモンが産卵で上ってくるらしいです!
自分の土地で綺麗な小川を持っているってすごいですね。
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3. 天然キャンプ場の素晴らしいポイント
・広い土地の中で知り合いだけがいる空間なので、まわりに気をつかうことなくのびのびと過ごせる
・まわりに人がいないため、大自然の中に入り込んでいる感覚があって気持ちが良い
・天然野菜探しができる
これは土地を持っていないとなかなか体験できないことだと思いますが、食べれる野菜を採取することができます。今回は、息子が山でミシガンネギを見つけてきました。それ以外にも、天然でキノコなども穫れるそうです。自給自足とまではいきませんが、自分の土地でいろんな野菜などを収穫できるのは楽しいですね。
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4. 天然キャンプ場を快適に過ごすための秘密道具
・簡易トイレの設置
州のキャンプ場はトイレがしっかりとあり24時間空いているので安心ですが、天然キャンプ場となるとそのトイレがありません。男性の方なら外で済ますこともできますが、女性はそうはいきません。
そこで、簡易トイレを設置していました。
簡易トイレもさまざまなタイプがあるようですが、水洗なしのバケツタイプが手間もかからずオススメということでした。
具体的には、背高ノッポのポップアップテントの中に、便座付きのバケツを設置するだけです。

そのバケツにはトウモロコシでできたビニール袋を被せてあるので、ある程度使用したら山の中にシャベルで穴を掘り、その穴にビニール袋ごと埋めておしまいです。

トウモロコシのビニールは一定期間経つと自然分解されるようになっているので、そのまま土の栄養になるようです。
スーパーなどで使用されているプラスティックのビニール袋が、このトウモロコシ製のビニール袋に置き換わると埋め立てのゴミが減って良いのではと思います。
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・シャワー代用のマジックシャンプー?!
アメリカの州のキャンプ場は、トイレと一緒にシャワーがついています。(キャンプ場の場所代は30〜60ドルくらい払いますが、シャワー自体は無料です)
そんな便利なシャワーが、天然キャンプ場にはありません。(当たり前ですが)
そこで、教えてもらったのが流さなくて良いシャンプーです。


もしかしたら日本でも流通してるかもしれませんが、少なくとも私は知りませんでした。
今回お世話になった方は、マジックシャンプーと呼んでいましたが、本当にマジックのようなシャンプーです。
使い方は、この薄いスポンジを、水がビシャビシ垂れない程度に濡らして、あとはこするだけ。そうすると、みるみる泡が出てきます。その泡を使って、髪の毛から足の先まで全身洗います。


そうすると、通常の体や頭を洗ったような感じで泡が残りますが、あとはその泡を乾いたタオルで拭き取るだけで完了です!
拭き終わった後のサッパリ感はシャワー後とかなり近いものがあり、気持ち良いです。
もちろん何日もこのシャンプーだけでは物足りなくなると思いますが、一泊、二泊であればこのシャンプーでも十分だと思います。
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・灯りの確保
灯りも自分たちで確保する必要があります。
私たちは、キャンプファイヤーをしたので明るかったですが、睡眠時にトイレに行く際にもライトが必要なので、ソーラーバッテリー付きのライトを使用していました。
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・ブラックベアの出没対策

小川の近くはブラックベアが出没するから鈴をつけておくようにと教えて頂き、鈴を貸して頂きました。
とはいえ、クマなんて出ないだろうと思っていました。
が、しかし、出没しました!しかも人の大きさは有に超える巨大サイズでした。
クマもできれば戦いたくないらしく、走って逃げていきました。
写真のようにクマ注意の看板がある時は、本当に出没する可能性があるので注意してくださいね!(なめてた自分が言うな)
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以上、天然キャンプ体験の紹介でした。
他にもアメリカで体験したいろいろなことを紹介しています。(以下参照ください)
【アメリカ駐在員の方へ】ミシガン州サーモン釣りガイド
【実録】アメリカ セドナ (Sedona) 観光オススメ [1/2]
【実録】グランドキャニオン ノースリム観光がオススメ [1/2]
【アメリカ 五大湖】 ミシガン湖でサーフィン?!
【フロリダの自然観光】野生のワニ編